カテゴリ:あっこ先生の保育日誌( 15 )
聴くということ
音はそのものの本性を明らかにすると言われています。

そういえば、木目調やレンガ調といわれるよく出来たものがありますが、叩いてみると明らかに別物であることがわかりますね。

どこの国だったか忘れましたが、その昔、ニセ硬貨を見分けるには、硬貨を落した音で明らかになるというのです。そしてその仕事に就く人は、静けさのなかで、ずっと、ずーっと本物の硬貨の音だけを聴くのだそうです。

そうすると、何か違うものが来たときに、きっぱりと判断ができるようになるそうです。

聴くという感覚は、判断の大変重要な理由を培うもとであるのだなぁと思います。
鵜呑みにせず、聴きわける力。


聴くということ。


メディア社会のなかで聴くための「静」の環境をどう作っていくか・・・う~ん悩みます。
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by hanano-mori | 2009-06-02 05:48 | あっこ先生の保育日誌
日々「甘いものは美味しいということ」
お弁当のときのことです。

A 「これ、甘いから食べられない」

(胡桃を砂糖でからめたものをごはんには合わないと感じての発言と思われます)

B 「えっそうなん!?じゃぁAは、まずいもんが好きなん?」

この時期の発想は、自己中心性の特性があるので、「甘いものはおいしい」と理解しているBくんは、Aくんの言葉を「甘いもの(おいしいもの)は嫌い」と受け止めて、Aくんのことを「まずいものが好き」というように、捉えたものと考えられます。

このような思考は、誤りではなく、この頃のこどもが正常な発達過程を遂げている証拠です。

一生懸命おともだちと自分の違いに気づいたりして、会話をもとうとする姿です。
周りの大人が分かっていると、少し会話を手伝ってあげられます。
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by hanano-mori | 2009-05-16 20:24 | あっこ先生の保育日誌
銀のしずく降る降るまわりに
  「シロカニンべ ランラン ピンシカン ピンシカン
   コンカニンべ ランラン ピンシカン ピンシカン」

Mくんがクリスマス会で発表したアイヌ神謡がNHKにほんごで遊ぼうで歌になりました。

これらアイヌの神謡を日本語に残したアイヌの人、知里幸恵さんは19才で亡くなっています。
その著書の序文に「私達アイヌの中からいつか二人でも三人でも強いものが出てきたら、進み行く世を歩を並べられる日もやがて来ましょう」と希望を綴っています。

先ごろ、プーチン首相が来日しましたね。、昨年国会でも「アイヌは、先住民族である」と採択した日本は北方領土の話ができたでしょうか?

インディアン、アポリジニ、アイヌ・・・わたくどもが良心を学ぶためには、歴史を正しくしることが有用であると考えます。
それがこどもたちが人への信頼や自分の人生にオーナーシップを持てるかどうかに、関係しているように思えてならないからです。
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by hanano-mori | 2009-05-13 05:06 | あっこ先生の保育日誌
はなのみち
ご入園、ご進級おめでとうございます。

お父様、お母様の温かい懐を離れて、今日から様々な森羅万象の力をかりて、こどもたちは、自分の力で歩き出します。

その不安や少し高いハードルがやがて自信を生み、自らの存在を認めていく根っこの力に変わっていきますから、その力を信じて、こどもたちを、花の森こども園の野にお放ち下さい。
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by hanano-mori | 2009-04-15 21:44 | あっこ先生の保育日誌
日々「ここからあっち」
 こども達は、昨日やりたくなかったことが、今日は一番にやりたくなり、
昨日まで出来なかったことが、今日ひょっこり出来たりします。
そして昨日を振り返らないのがこどもだなぁとおもいます。

やりたくない気持ちも、出来ないかもしれないという自信のなさも、今日ひょっこりできるために必要な過程です。

そして、ころあいを見計らって、さりげなく背中を押したり、支えたり、受け止めたりするのが私たちの役割です。




年少さんもお友達の言葉を受け止めて、自分の言葉で気持ちを返せるようになってきます。


ようちえんでの生活が自分でまわせるようになり、会話を獲得していくことは、自立が高まり、自由(自らに由る)へとつながります。
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by hanano-mori | 2009-03-09 21:43 | あっこ先生の保育日誌
はるまついぶき
 園庭の斜面からひょっこりとフキノトウが顔を出したかと思ったら、ハコベやオオイヌノフグリがじんわりと広がり始めました。


こどもの髪のようにやわらかい下草に一羽のマヒワが降りてきました。スズメより小さく、背にきっぱりとした黄色いスジがいかしています。

まだまだ寒いけど、一歩一歩近づく春の足音に、耳を澄ますのが楽しくなってきました。
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by hanano-mori | 2009-03-03 21:19 | あっこ先生の保育日誌
春寒
  朝の園舎の気温は3℃。こども達は、毎朝マラソンが日課です。
年長、年中は5周から始めて、年少は3周です。
毎日に積み重ねで全員が5周をクリアできるようになりました。
がんばる子は、10周も走っています。

陽がのびて、日陰にできた霜柱の地面がぐしょぐしょぬかるみ、日向の園庭では、ひょっこりふきのとうが顔を出しています。
同じ釜の日は、走りながら、「いいにおいがしてくるぅ」とこどもたち。

毎日毎日繰り返されるマラソンゆえに、少しずつ春に向かう辺りの変容やこどもの成長を、一層際立って感じることができます。
こども達は毎日外遊びに夢中です。
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by hanano-mori | 2009-02-06 20:52 | あっこ先生の保育日誌
節分
 木々にぶら下げた自作の鬼の面を的にして、自作の枡に炒った豆を入れて、的あてに興じているところへ、
赤鬼、青鬼登場にびっくり!!

両手をあげられると、つかまってしまいそうで、こわいけど、勇気を出して
「鬼はそとー!福はうち!}と元気な声で鬼を追い払いました。

黒谷の赤鬼サン、川崎の青鬼サン(こん棒をロフトで購入してきてくれました。やる気ありがとう)
ありがとうございました。
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by hanano-mori | 2009-02-03 21:12 | あっこ先生の保育日誌
日々「リフォームと卵」
 とり小屋がNさん、飯能のOさん、川崎のNさんの協力で、明るく改修されました。

まっていたかのように、チャボたちが卵を産みはじめました。
生みたての卵をこどもたちは、「あったか~い」と愛しむように両手で包み頬ずりします。
一様にどの子もそのようにするのです。

パック入りの卵はすでに食材ですが、生みたてたまごのぬくもりは、生命の温みです。
こどもは、それを感じているのではないかと思います。
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by hanano-mori | 2009-02-01 21:03 | あっこ先生の保育日誌
くだら野
新年あけまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


イスラエルのパレスチナへの地上侵攻、雇用破壊といった社会不安を抱えた2009年の幕開けです。
社会情勢はこどもを巡る環境に深く関わっています。

眠りについたくだら野は、春の芽吹きを想像できますが、ガザの人々は阿鼻叫喚の瓦礫の中で、平和な暮らしを想像できるだろうかと胸が痛みます。

(しかし、痛みは胸の一部の遠いところに小さな棘のようにあって、痛いのに
私達の日常を覆うほどのものではなく、なんだか偽善的で自分のことを嫌だなぁと思ってしまうのです。それは、おそらく、そういう遠く、複雑で強大なものに自分が無力無策だと思い込んでいるから。

無力無策でも無縁でないことだけは、間違いないので、あきらめずに自分の足元から探し続けることはしてみようと思います。)


こんな時だからこそ人と人が手を携えて前を向いて歩いていくことの尊さが息を吹き返すことでしょう。

        ~希望をもって
               こどもたちのために~
       
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by hanano-mori | 2009-01-14 08:42 | あっこ先生の保育日誌